胸腔鏡補助下胸部手術後の術後慢性痛の発生頻度に及ぼす硬膜外マグネシウム投与の効果

Effect of Epidural Magnesium on the Incidence of Chronic Postoperative Pain After Video-Assisted Thoracic Surgery
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia . published online 09 August 2012.

マグネシウム47.png・本研究の目的は、周術期の硬膜外マグネシウム投与が、胸腔鏡補助下胸部手術後 3ヵ月の時点での術後慢性痛(CPOP)の発生率を低下させるかどうか調査することであった。

・大学病院での、前向き無作為盲式研究である。麻酔導入前に、患者は、硬膜外に生理食塩水(5mL)(C群、n=72)、あるいは硫酸マグネシウム 100mg(M群、n=72)を投与されるよう無作為に割り当てられた。手術終了後、C 群は 48 時間にわたって患者管理硬膜外鎮痛ポンプから 0.2% ロピバカイン 226mL +フェンタニル(1,200μg)の混合液の持続注入を受けた。M 群では、硫酸マグネシウム(500mg)が注入に追加された。

・手術 3 ヵ月後に、CPOP の発生率と重症度を電話調査によって評価した。患者は疼痛を経験したか尋ねられ、そして 3 点スケール(1=軽症、2=中等症、3=重症)を使って疼痛の重症度を分類するよう依頼された。CPOP の発生率は、C 群で 42.4%、M 群で 49.1% であった。CPOP 患者の疼痛の重症度、C 群で 1.0(1-2)、M 群で 1.0(1-2)であった。CPOP の発生率と重症度に群間差はなかった。

・胸腔鏡補助下胸部手術を受けた患者で、麻酔導入前から手術 48 時間後までの硬膜外マグネシウム投与では、CPOP の発生率や重症度は有意には減少しなかった。

<関連文献>

帝王切開で、硬膜外ブピバカイン+フェンタニルにマグネシウムを追加した効果

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック