整形外科手術を受けるデュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の麻酔管理:232 症例のレビュー

Anaesthetic management in patients with Duchenne muscular dystrophy undergoing orthopaedic surgery: a review of 232 cases
European Journal of Anaesthesiology: October 2012 - Volume 29 - Issue 10 - p 489-494

・デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者は、例えば横紋筋融解症、 発熱、高カリウム血症といった若干の麻酔関連の危険性が高い。本研究は、デュシェンヌ型筋ジ ストロフィー患者で、術前評価、術中成績、重篤な事象、術後ケアを含む麻酔管理を評価することを目的とした。

・大学病院で、2000 年 4 月~ 2008 年 12 月の期間にわたって、整形外科手術のために 232 回の全身麻酔薬を受けた 91 人のデュシェンヌ患者を対象として、後ろ向きに麻酔の症例レビュー研究を実施した。

・麻酔はプロポフォールとオピオイド、必要に応じて非脱分極性筋弛緩薬を使用して実施された。8 件の直接喉頭検査困難が報告された。脊椎癒合術を受けたすべての患者は、適合する血液製剤を輸血され、術後に侵襲的換気補助を平均 19 時間受けた。重篤な麻酔関連合併症はなく、不明熱や横紋筋融解症の症例はなかった。

・本後ろ向き調査で、臨床経験上は、完全静脈麻酔は、デュシ ェンヌ患者で大きな懸案事項なく安全に使用できることが確認された。日常的診療用のエビデンスに基づく臨 床ガイドラインを確立するためには、更なる前向き研究が必要である。

[!]:筋ジストロフィーやその他の筋疾患は、一般人よりは麻酔時に悪性高熱を来しやすいと報告されていることから、吸入麻酔薬と脱分極性筋弛緩薬は避けて、完全静脈麻酔を行えばとりあえず問題無いだろう、ということ。

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