区域麻酔は全膝関節形成術後の転帰を改善するか?

Does Regional Anesthesia Improve Outcome After Total Knee Arthroplasty ?
Clin Orthop Relat Res. 2009 September; 467(9): 2379?2402.

・全膝関節形成術(TKA)は、患者転帰を改善する可能性のあるさまざまな区域麻酔法に適している。区域麻酔が死亡率、心血管罹患率、深部静脈血栓症と肺塞栓症、出血量、手術所要時間、疼痛、オピオイド関連の副作用、認知障害、在院期間を減少させるかどうかについて答えを出そうとした。また、区域麻酔がリハビリテーションを改善するかどうかについても疑問を持った。

・そうするために、本研究では、TKA に際して全身麻酔や鎮痛薬の全身投与を、区域麻酔/鎮痛と比較した近年の文献を系統的にレビューした。近年の外科手術や麻酔診療を反映させるために、1990 年以降の無作為対照試験を対象とした。

・1538 人の患者を含む 28 研究を特定した。無作為対照試験からだけでは、麻酔法が死亡率、術後低血圧を除く心血管罹患率、血栓予防策を講じた場合の深部静脈血栓症と肺塞栓の発生頻度に影響するかどうかを結論するには、十分なエビデンスはなかった。

・今回のレビューからは、全身麻酔 vs 区域麻酔を受けた患者で、周術期の出血量や手術所要時間に差はなかったことが示唆される。全身麻酔や鎮痛薬の全身投与と比較して、区域麻酔や鎮痛は術後痛、モルヒネ使用量、オピオイド関連副作用を軽減する。TKA に際して区域麻酔・鎮痛を受けた患者では、在院期間は短縮され、リハビリに役立つ可能性がある。(エビデンス・レベル: レベルII )

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