気管挿管後の気道症状を発症する危険因子に性差あり

Gender differences in risk factors for airway symptoms following tracheal intubation
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 24 SEP 2012

性差4.png・気管挿管後のよくある訴えは、咽喉頭痛と嗄声である。本研究の目的は、成人で気管挿管後に術後の咽喉頭痛と嗄声の発症における、性差と独立危険因子を明らかにすることであった。

・本前向き断面観察研究は、スウェーデンの大学病院で実施された。合計 495 人の患者(男性 203 人と女性 292 人)が対象となり、合計 8 つの異なる外科部門から登録された。転帰変数は、麻酔回復室で術後に評価される術後咽喉頭痛と嗄声であった。挿管経過、術中因子、ならびに抜管経過を記述した合計 31 変数を記録した。二変量と多変量解析を実施した。

・術後の咽喉頭痛の全体での発生率は 35%、嗄声 59% であった。結果から、気道症状の発症において、男性と女性では、異なる予測因子が示された。男性での咽喉頭痛発症の主な危険因子は、経験 3 ヶ月未満の職員による挿管であった。女性では、気管チューブサイズ 7.0 と挿管中の複数回の喉頭展開であった。嗄声の主要な危険因子は、男性と女性の双方でカフ圧、女性で食道温プローベであった。

・術後咽喉頭痛と嗄声はいくつかの要因に由来し、これら症状の原因は、多因子性で、性別によって異なっている。術前にこれらの要因を同定することは、麻酔科人員の認識を高め、おそらくこれらの軽度ではあるが、悲惨な症状の発生率を減らであろう。

[!]:愛護的な喉頭展開と、細いチューブを使用すること、適正カフ圧に調整すること、可能なら食道に何も挿入しないこと。

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