経鼻挿管に際し Pentax-AWS エアウェイスコープとマッキントッシュ喉頭鏡を比較:無作為前向き

Comparison of the Pentax-AWS Airway Scope with the Macintosh laryngoscope for nasotracheal intubation: a randomized, prospective study
Journal of Clinical Anesthesia Volume 24, Issue 7 , Pages 561-565, November 2012

・本研究の目的は、経鼻挿管中に、マッキントッシュ喉頭鏡との比較で Pentax-AWS エアウェイスコープ(AWS)の効果を評価することであった。

・ASA-PSⅠ・Ⅱの成人患者(年齢 18~72 歳)で、経鼻挿管を必要とする歯列矯正手術予定の 90 人を対象とした、大学関連病院手術室での前向き無作為試験である。患者は 3 群に無作為割付けされた:マッキントッシュ喉頭鏡で気管挿管を受ける群(マック群; n=30)、AWS の先端を喉頭蓋谷に挿入して間接的に喉頭蓋を拳上する群(AWS-I 群; n=30)、AWS の先端を喉頭蓋の後方に位置させて喉頭蓋を直接拳上する群(AWS-D群; n=30)。喉頭展開時点での声門開口度(POGO)スコア、挿管所要時間、挿管困難スケール(IDS)を測定した。術後の咽喉頭痛と嗄声の発生頻度も記録した。

・被検者属性に群間差はなかった。AWS-I 群と AWS-D 群では、IDS スコアが有意に低く、マッキントッシュ群と比較して、声門開口度は大幅に向上した。気管チューブ留置所要時間は、AWS-I 群が有意に最短であった。各群の 1 人で 2 回の試技で失敗し、別の方法を必要とした。

・AWS は、経鼻挿管中にマッキントッシュ喉頭鏡よりも良好な挿管状況を提供する。AWS は、経鼻挿管に際して、直接、あるいは間接的に喉頭蓋を拳上するために利用してもよいかもしれない。

[!]:AWS は、チューブを装着して経口挿管時に使用するのが当然かのように思ってしまうが、なるほど、単なる喉頭展開、声門確認装置として、経鼻挿管時にも有効に使用できるということだ。

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