坐位で関節鏡下肩手術を受ける患者の脳酸素化モニタリング

Cerebral oxygenation monitoring of patients during arthroscopic shoulder surgery in the sitting position
Korean J Anesthesiol. 2012 Oct;63(4):297-301

・坐位での肩の手術中には、脳低血圧と酸素飽和度低下が起こりうる。本研究では近赤外線分光器(NIRS)を使用した脳酸素飽和度(rSO2)と平均動脈圧(MAP)(脳と心臓のレベルで)の相関関係を評価した。

・坐位で関節鏡視下肩手術を受ける予定の 50 人の患者を対象に、rSO2、BIS、脳と心臓のレベルで MAP をモニターした。各パラメータの値は、挿管後、患者を坐位にした直後、坐位にして 5 分後、執刀直後、その後 30 分毎に収集した。

・脳 rSO2 と脳レベルでの MAP との間の相関関係は統計的に有意であった。前値と比較して、体位を仰臥位から坐位に変えた後の脳 rSO2 と MAP は有意に低下した。

・脳 rSO2 と脳のレベルでの MAP をモニターすることは、早期に脳の脱酸素化の可能性を検出するのに有用でありうる。

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  • ビーチチェア体位での肩手術中の脳酸素飽和度低下事象の危険因子

    Excerpt: ・本研究の目的は 2 つであった:(1)患者のリスク層別化、正常血圧を維持する麻酔、段階的な患者の体位取り、からなる包括的な手術麻酔プロトコール実施後の脳酸素飽和度低下事象(CDE)の危険因子を調査す.. Weblog: 麻酔科勤務医のお勉強日記 racked: 2019-02-14 08:31