高齢者で全身麻酔中の異なる PEEP 圧での呼吸メカニクス

Respiratory mechanics at different peep level during general anesthesia in the elderly: a pilot study
Minerva Anestesiologica 2012 November;78(11):1205-14

・全身麻酔は、クロージング・キャパシティが機能的残気量を上回ることを意味するかもしれない。最大呼気流量の低下に関連する、この現象は、呼気流障害(EFL)につながりうる。本研究の目的は、1) 麻酔中、EFLを決定する新しい方法;(PEEP テスト) 2) 麻酔は EFL の発症と関係しうるかどうか、3) 低圧 PEEP の使用が低容量換気が及ぼす可能性のある悪影響を拮抗できるかどうか、を確認することであった。

・腹部手術予定の 52 人の患者は、前向き無作為に: 1) ZEEP 群、(PEEP=0 H2O で換気、2) PEEP 群、PEEP 5cm H2O で換気、に割り当てられた。EFL の存在は、術前の呼気陰圧試験(NEP)と、術中の PEEP テストによって測定された。呼吸メカニクスのデータは、麻酔の開始と終了時点で計算された。

・1) PEEP テストによて、EFL の検出が可能である、2) 麻酔は EFL と関係している:8 人の患者で麻酔導入後に EFL を呈した。手術終了時点で、さらに 7 人の患者が ZEEP 群で流量制限をきたしたが、PEEP 群では 1 例のみであった。手術終了時点で、ZEEP 群では呼気流の著明な低下と呼吸メカニクスの悪化を示した。

・麻酔中の EFL は重要な現象であることを PEEP テストによって確認することができた。手術中に起こる肺メカニクスの悪化を防止するのに、5cmH2O PEEP の使用は役立つ。

[!]:全身麻酔中 5cmH2O 程度の PEEP はルーチンニ使用しても良さそうだな。

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