急性心不全患者の類型化に従って確認した院内死亡リスク

Risk of in-hospital mortality identified according to the typology of patients with acute heart failure: Classification tree analysis on data from the Acute Heart Failure Database-Main registry
Journal of Critical Care published online 16 November 2012.

・本研究の目的は、院内死亡率に関して最も強い臨床パラメータ(それは、患者入院の初期段階で利用できるもの)を確認し、リスクのある患者を早期に特定するための簡単なツールを作成することである。

・分類と回帰分枝(CART)分析を、急性心不全の全症候群があり心臓専門施設に入院となった患者から成る Acute Heart Failure Database の主登録から得たデータに適用した。分類モデルは誘導患者集団(n=2543)上で構築され、確認患者集団(n=1387)上で評価された。

・分類ツリーは、患者を、心原性ショック(CS)の存在、クレアチニン濃度、入院時の収縮期血圧(SBP)にしたがって、院内死亡率 2.8% から 66.2% にわたる 5 つのリスク群に層別化する。CS がなく、クレアチニン値≦ 155 μmol/L の患者は、極低リスク群に分類され、CS がなくクレアチニン>155 μmol/L 、SBP≧103mmHg の患者は、低リスク群に分類されたのに対し、CS はないが、クレアチニン>155 μmol/L で、SBP<103mmHg の患者は、中等度リスク群に分類された。高リスク群の患者は、 CS があり、クレアチニン≦140μmol/L であり、CS があり、クレアチニン>140μmol/L は極高リスク群に属します。ROC 曲線下面積は、誘導患者群と確認患者群とでそれぞれ 0.823 と 0.832 であり、Brier スコア値は 0.091 と 0.084 レベルにあると推定された。

・提示された分類モデルは、急性心不全の全症候群患者を効果的に院内死亡リスク群へと層化し、臨床診療に役立つ可能性がある。

[!]:ショックの有無とクレアチニン値、そして収縮期血圧という 3 つのパラメータで死亡リスクが 5 分類できるのか。Killip 分類や Forrester 分類に加えて利用できそうだ。

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