小児心臓術後の局所静脈酸素飽和度 vs 混合静脈血酸素飽和度

Regional venous oxygen saturation versus mixed venous saturation after paediatric cardiac surgery
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 4 DEC 2012

・中心静脈酸素飽和度(ScvO2)は、依然として小児心臓手術における組織酸素抽出の絶対標準的な代理変数である。近赤外分光器(NIRS)は、局所酸素飽和度の非侵襲的診断用具として開発された。目的は、の小児心臓術後患者で NIRS で測定した局所酸素飽和度を ScvO2 と比較することであった。

・本前向き研究では、心臓手術を受ける新生児と 45 日未満の乳児を対象とした。術後 48 時間、連続 ScvO2 と前額(B)と右側腹部(S)に設置した NIRS 局所酸素飽和度を記録した。ブランド-オールトマン分析を使用して、これら測定値間の一致度を評価した。

・合計 23 人の患者が対象となり、年齢の中央値は 12 日(2-46)、体重の中央値は 3.1kg(2.3-4.47)であった。平均差(MD)ScvO2- B NIRS は 10.45%、一致限界(LOA):-17.23~38.13%、ScvO2- S NIRS MD 7.16%、LOA: -25.51~39.84% であった。単心室 ScvO2- S NIRS 亜群では、MD は±5% であった。しかし 広い LOA が観察された。 残りの亜群では、MD は±5% をほとんど越え広い LOA を示した。

・脳と腎臓の局所酸素飽和度は、全身組織潅流の推定値としての ScvO2 とは合致しなかった。しかしそれでも、NIRS は新生児心臓手術患者の管理において有用となるかもしれない局所循環に関する情報を提供する可能性がある。

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