レミフェンタニルによる分娩時鎮痛:PCA vs 持続注入の母体と新生児への効果

Remifentanil for labour analgesia: a double-blinded, randomised controlled trial of maternal and neonatal effects of patient-controlled analgesia versus continuous infusion
Anaaesthesia first published online: 7 JAN 2013

・この試験は、分娩時鎮痛用に患者管理鎮痛法(PCA)または持続点滴によって投与されるレミフェンタニルの母体および新生児への作用を比較しようとした。

・患者管理鎮痛法は 0.1~0.4μg./kg でボーラス投与量を段階的に増加させる(0.1μg./kg ずつ増加、ロックアウト時間=2 分、n=30)方法を使用して投与された。持続点滴は、投与速度 0.05~0.2μg./kg./min (0.05μg./kg./min 増加、n=30)を使用した。投与量増加は、要求に応じて行われた。

・患者が報告した鎮痛の開始後 60 分の時点での最低ペインスコア中央値(IQR[範囲])は、PCA群では 3 (2-4 [2-5])、持続投与群では 4 (3-5.25 [3-7])であった(p= 0.004)。PCA 群と持続静注群でのレミフェンタニルの平均(SD)臍帯静脈/母体動脈比は、それぞれ、0.74(0.45) vs 0.70(0.52)であった(p=0.776)。レミフェンタニルの平均(SD)臍帯動脈/母体静脈比は、それぞれ 0.31(0.12)vs 0.26(0.07) であった(p=0.088)。母体と新生児のレミフェンタニルの有害反応は、両群間で同様であった。PCA 投与時の総レミフェンタニル消費量の中央値(IQR[範囲])は、持続注入よりも少なかった、1.34(1.22-1.48[0.89-1.69])mg vs 1.49(1.35-1.61[1.12-1.70]mg; p= 0.011)。

・この結果から、レミフェンタニルの PCA は、持続点滴と比較して鎮痛が良好であり、胎盤移行性は同様であることが示唆される。

[!]:日本でも同様のことが可能になるのはいつの事なのだろうか?

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