クモ膜下単味ブピバカインによる脊硬麻法で、陣痛のない妊婦 vs 陣痛中の妊婦のブロック高位を比較

Comparison of Spinal Block Levels between Laboring and Nonlaboring Parturients Using Combined Spinal Epidural Technique with Intrathecal Plain Bupivacaine
Anesthesiology Research and PracticeVolume 2012 (2012), Article ID 187132, 5 pagesdoi:10.1155/2012/187132

・陣痛は脊椎硬膜外(CSE)法を使用したクモ膜下ブピバカインの広がりに影響する可能性が示唆されている。しかし、これまでの研究では、この点について調査がされていない。 CSE 法を用いて陣痛のない妊婦と陣痛中の妊婦とで、ブピバカイン単味による脊椎麻酔の特性を調査するべく本研究をデザインした。

・帝王切開分娩を受ける、陣痛のない(NL群) 25 人と陣痛中の 25 人の妊婦(L群)を対象とした。CSE 法を使用して、L3-4 椎間で硬膜外の同定に引き続き、単味ブピバカイン 10 mg をクモ膜下に投与した。知覚ブロックの高位、運動ブロックの程度、循環動態の変化を評価した。

・ベースラインの収縮期血圧(SBP)と L 群の SBP の最大低下は、NL 群よりも有意に大きかった(それぞれ、P=0.002、P=0.03)。寒冷刺激によって検査した知覚レベル中央値は、NL 群で T6、L 群で T5 であった(p=0.46)。ピンプリックによる知覚レベル中央値は、両群で T7 であった(p=0.353)。運動ブロックの程度は、両群間で同様であった(p=0.85)。

・CSE 法を用いたクモ膜下単味ブピバカインでは、非陣痛中と陣痛中の妊婦で、知覚遮断のレベルに、有意差を認めなかった。

[!]:確かに陣痛中の妊婦では、怒責によって硬膜外静脈叢が定期的に膨脹収縮を繰り返すためのクモ膜下に投与した薬液の拡散が促されて麻酔高位が上がりそうだが、陣痛頻度が少なければ差は出ないのだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック