待機的帝王切開分娩でのリドカインによる執刀前、執刀後、前後併用の局所創部浸潤:無作為臨床試験

Pre-incisional, post-incisional and combined pre- and post-incisional local wound infiltrations with lidocaine in elective caesarean section delivery: A randomised clinical trial
Journal of Obstetrics & Gynaecology January 2013, Vol. 33, No. 1 , Pages 54-59

・本研究の目的は、帝王切開分娩に際して執刀前、執刀後、あるいは執刀前と後に、リドカインによる局所創部浸潤を受けた場合の母体と胎児の転帰を比較することであった。

・無作為二重盲式臨床試験で、待機的帝王切開予定の患者は、1% リドカインを含む麻酔混合液で局所創部浸潤を、執刀前に(n=94)、執刀後に(n=92)、あるいは、執刀前と後の両方で(n=95)受けた。術後疼痛、鎮痛持続期間、術後のレスキュー鎮痛薬要求回数、歩行までの時間、最初の授乳時間、新生児アプガースコアを比較した。

・主要転帰変数は、執刀前群と執刀後群で同様であった。ペインスコアと鎮痛持続期間は、併用群で有意に低く長かった。授乳時間と鎮痛薬要求回数は、併用群の方が、それぞれ執刀前群と執刀後群よりも有意に低かった。他の変数は同様であった。

・帝王切開後鎮痛において、執刀前と執刀後の局所創部浸潤の併用は、それぞれ単独で行うよりも優れている。

[!]:実際の主麻酔法が全身麻酔なのか、脊椎麻酔なのか不明だが、いずれにしろ局所麻酔を十分に行った方が、よい結果が得られるということだ。局所麻酔を十分に行えば、その分全身麻酔は浅くても済むわけだし。




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