セプティック・ショックのある自発呼吸患者で、輸液負荷への血行動態反応予測に動的パラメータを適用

Applying Dynamic Parameters to Predict Hemodynamic Response to Volume Expansion in Spontaneously Breathing Patients With Septic Shock
Shock: February 2013 - Volume 39 - Issue 2 - p 155-160

・体液量増加はセプティック・ショック治療の柱であるが、従来の測定値を使ってその効果を予測するのは難しい。呼吸に伴って変化する動的パラメータは、人工呼吸下の麻痺患者では輸液負荷への循環動態反応を予測するように見える。それらパラメータが、人工呼吸を受けていない患者で反応を予測するかどうかは、知られていない。本研究では、動的パラメータが人工呼吸を受けていない患者でも予測できると仮定した。

・これは、前向き観察予備研究である。早期セプティック・ショックがあり人工呼吸を受けていない患者は、、救急部で最初の体液回復後に、担当医の判断で 10 mL/kg の輸液負荷(VE)を受けた。著者らは、胸壁心エコーを使用して、VE 前に大静脈虚脱性インデックスと大動脈速度変化を測定した。脈波輪郭分析装置を使用し、1 回拍出量変化(SVV)を測定した。胸壁心エコーを使用して VE 直前と後に、心係数を測定した。循環動態反応は、心係数 15% 以上の増加と定義された。

・14 人の患者は VE を受け、そのうちの 5 人が循環動態反応を示した。大静脈虚脱性インデックスと SVV は、予測因子となった(それぞれ、曲線下面積= 0.83、0.92)。最適閾値を計算した:大静脈虚脱性インデックス≧15% (陽性適中率 62%; 陰性適中率 100%; P=0.03); SVV≧17%以上(陽性適中率 100%、陰性適中率 82%、P=0.03)。大動脈速度変化は、予測因子とはならなかった。

・大静脈虚脱性インデックスと SVV は、人工呼吸を受けていないセプティック・ショックへの輸液負荷への血行動態反応を予測する。最適閾値は、人工呼吸下患者で明らかにされている値とは異なる。

[!]:判定閾値は異なるが、自発呼吸下のセプティック・ショック患者でも輸液反応性を予測できると。

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