OPCAB を受ける高リスク患者の凝固性に及ぼすウリナスタチンの効果

Effects of ulinastatin on coagulation in high-risk patients undergoing off-pump coronary artery bypass graft surgery
Korean J Anesthesiol. 2013 Feb;64(2):105-111

・全身性炎症反応と局所心筋虚血/再灌流傷害は、オフポンプ冠状動脈バイパス術(OPCAB)後、凝固性亢進を惹起する可能性がある。本研究では、OPCAB を受ける、高感度 C 反応性蛋白(hsCRP)の高い患者で、ウリナスタチン(多形核白血球エラスターゼ活性と炎症誘発性サイトカイン産生を抑制する)が凝固能に及ぼす影響を調査した。

・術前の hsCRP> 3.0mg/L の 50 人の患者は無作為にウリナスタチン(600,000 U)群か、対照群に割り当てられた。トロンビン-アンチトロンビン複合体(TAT)とプロトロンビン断片 1+2(F1+2)の血清濃度は、術前、術直後、手術 24 時間後に、それぞれ測定された。第二エンドポイントは、血小板因子(PF)-4、出血量、輸血必要量を含んだ。

・両群とも TAT、F1+2、PF-4 の全てのベースライン値は、正常範囲よりも高かった。F1+2 は術直後と、24 時間後で、ベースライン値と比較して両群で上昇しており、有意な群間差はなかった。術中と術後 24 時間の残りの凝固パラメータ、輸血必要量、出血量に群間差はなかった。

・術前からすでに凝固性亢進を示している多枝 OPCAB を受ける hsCRP 高値の高リスク患者では、ウリナスタチンの術中投与は、凝固性と出血量に関して有益な影響を及ぼさなかった。

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