術後シバリング予防のためのケタミンとペチジンの偽薬対照比較

A placebo-controlled comparison of ketamine with pethidine for the prevention of postoperative shivering
Southern African Journal of Anaesthesia and Analgesia Vol 18, No 6 (2012)

・麻酔後のシバリングは、全身および区域麻酔の合併症と認識されている。シバリングの予防には、薬理学的、また非薬理学的方法が使用されてきた。本研究は、麻酔後シバリング予防に際して、ペチジンおよび偽薬と比較し場合の、ケタミンの有効性を調査するために実施した。

・全身麻酔下に外科手術を受ける、ASA Ⅰ・Ⅱの、年齢 18-70 歳の男女 90 人を対象とした無作為二重盲式研究を実施した。患者は、同人数の 3 群に無作為に分けられた: S 群は偽薬として生食を投与され、P 群はペチジン 20mg を投与され、K 群はケタミンを 0.5mg/kg 投与された。試験薬の投与は、手術終了の推定 20 分以内に行われた。血行動態パラメータは、麻酔前、中、後に記録された。鼓膜温は、術中、回復室到着直後(T0)、その後 10 分(T10)、20 分(T20)、30 分(T30)に記録された。シバリングは、4 点スケールで等級分けされた。痛みは、VAS で評価、記録した。また不都合な副作用はすべて記録した。

・患者の人口統計学的プロフィールは、同様であった。T0 、その後の T10、T20 の時点でシバリングのある患者数は、K 群と P 群では S 群よりも有意に少なかった(p<0.005)。しかし、P 群と K 群との間には、有意差がなかった(p>0.005)。麻酔終了 30 分後には、群間差はなかった(p>0.005)。血行動態パラメータは、ずっと同様であった。副作用の発生率は、同程度であった。

・ケタミンは、副作用の危険性を増すことなく麻酔後のシバリングを予防するのにペチジンと同じくらい効果的であると分かった。

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