セプシス、セプティックショック小児の管理;フランス語圏母子ネットワークの小児集中治療医への調査

Management of children with sepsis and septic shock: a survey among pediatric intensivists of the Reseau Mere-Enfant de la Francophonie
Annals of Intensive Care 2013, 3:7 doi:10.1186/2110-5820-3-7 Published: 14 March 2013

・小児敗血症は、小児集中治療室(PICU)における重要な死亡原因となっている。重症セプシス患者管理のために発表されたガイドラインへの遵守が死亡率を低下させることは知られているが、これらの勧告への実際の遵守は低い。本研究の目的は、重症セプシス小児患者の初期管理を明らかにし、ならびにこれらの患者を管理するうえで現在のガイドラインへの遵守に対する主な障害を明らかにすることであった。

・重症セプシス小児の管理を評価するために、症例シナリオを使用した調査票を作成して、「フランス語圏母子ネットワーク」に所属するの 20 施設の全 PICU 医長に送付した。参加者は、自施設でのこれらの患者の通常の管理を詳細に、調査、輸液とカテコールアミン投与、挿管、特異的治療の点について明らかにするよう依頼された。参加者らは、また自施設での Surviving Sepsis Campaign ガイドラインの適用に対する主な障害を確認するよう依頼された。

・12 人の PICU 医長が、調査に回答した。一連の重症セプシス治療の 2 つの要素だけは、遵守率が低かった:「十分な中心静脈圧を維持」と「血糖コントロール」は、それぞれ 8% と 25% という遵守率であった。一連の治療の他の全ての要素の順守率は、90% 以上と報告された。さらにまた、Surviving Sepsis Campaign ガイドラインへの遵守に最も重要な障害は、連続中心静脈酸素飽和度(ScvO2) モニタリングが利用できないことと、自施設用の書面プロトコルがないことであった。

・本調査で、小児集中治療専門医は、小児重症セプシス管理において、必要応じて、抗生剤投与、急速な体液回復、カテコラアミンとステロイド投与に関しては現行の勧告に対し高い遵守率を報告した。連続 ScvO2 モニタリングを行う技術的課題と自施設用の書面プロトコルがないことが、現行ガイドラインを全面的に適用することの主たる障害であった。自施設用の書面プロトコールを作成して、専門チームを育成することで、セプシスに陥っている全小児が、生存のチャンスを高めるために最新のエビデンスにしたがって治療されるべきであるという目標を達成することに貢献できると信じている。

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