術後肺合併症を予防するための術中換気戦略: メタ分析

Intraoperative ventilatory strategies to prevent postoperative pulmonary complications: a meta-analysis
Current Opinion in Anaesthesiology: April 2013 - Volume 26 - Issue 2 - p 126-133

・手術に際し短期間の人工呼吸を受ける患者が、低 1 回換気量、高いレベルの呼気終末陽圧(PEEP)や肺加圧操作の使用を含む、術中肺保護換気から利益を得るかどうかは、不確定である。本研究では、術中肺保護換気が術後肺合併症の発生率に及ぼす影響を調査した研究をメタ分析した。

・8 件の文献(1669人の患者)が含まれた。メタ分析は、低 1 回換気量で術中人工呼吸を受ける患者で、肺障害の発生[危険率(RR)0.40; 0.22-0.70 95%信頼区間(CI); I2 0%; 治療必要数(NNT)37]、肺感染症(RR 0.64; 95%CI 0.43-0.97; I2 0%; NNT 27)、無気肺(RR 0.67; 95%CI 0.47-0.96; I2 48%; NNT 31)の減少を示した。メ分析はまた、肺加圧操作の有無にかかわらず、高いレベルの PEEP によって肺換気を行われる患者で、肺障害の発生(RR 0.29; 95%CI 0.14-0.60; I2 0%; NNT 29)、肺感染症(RR 0.62; 95%CI 0.40-0.96; I2 15%; NNT 33)、無気肺(RR 0.61; 95%CI 0.41-0.91; I2 0%; NNT 29)の減少を示した。

・手術中の肺保護換気を行うと、術後肺合併症から保護する可能性がある。

[!]:今後は麻酔中の短期的人工呼吸であっても、低 1 回換気量、PEEP をかけることをルーチンに行なおう。

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