非心臓手術を受ける患者で、大量輸血後の罹患率と死亡率

Morbidity and mortality after massive transfusion in patients undergoing non-cardiac surgery
Canadian Journal of Anesthesia April 2013

・大量輸血が高い罹患率と死亡率に関連付けられているものの、まだ大量輸血に関しての既存レポートは限られている。著者らの主な目的は、大量輸血を受けた患者での合併症発生頻度と 30 日死亡率を調査し、30 日死亡率に関係した危険因子を探索することであった。

・著者らは米国外科学会手術の質向上プログラム(NSQIP)データベースのから 971455 人の患者を評価した。大量輸血を受け、完全なデータが入手可能であった 5143 人の患者で、30 日死亡率とベースライン、術中、術後の要因との関連性を評価した。

・NSQIP での無輸血、少量輸血(1-4 単位)、大量輸血(≧5 単位)を受けた患者の粗 30 日術後死亡率は、それぞれ、1.2%、8.9%、21.5% であった。共変数データ欠損のない大量輸血患者 5143 人のうち、17%(95%信頼区間[CI] 16%-18%)が、手術 30 日以内に死亡した一方で、54%(95%CI 53%-56%)が、少なくとも一つの非致命的合併症を有していた。以下のベースライン、術中変数が、多重検定で調整後、30 日死亡率と独立して関連していた:年齢、ASA-PS、緊急症例、術式、術前の昏睡>24 時間、全身的セプシス、術前 PT-INR、術中輸血単位数、術後輸血の必要量。

・大量輸血は、呼吸器系や感染性合併症、および死亡の相当なリスクと関係している。周術期の大量輸血から 30 日以内に死亡した患者は、一般に高齢で、血管外科手術を受けたり、異常な PT-INR 、ASA-PS 分類が高く、術前の昏睡やセプシス、輸血を必要する術後出血が多い傾向があり、彼らは術中に多くの赤血球単位数を輸血される傾向があった。

[!]: 5 単位以上の輸血で死亡率は 20% か。一般に RBC 1 単位は 200ml なので、1000ml 以上の輸血ということになる。

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