i-gel を通してのファイバー挿管を評価する研究

A study to evaluate fibreoptic-guided intubation through the i-gellTM
Southern African Journal of Anaesthesia and Analgesia Vol 19, No 2 (2013)

・i-gel 声門上気道器具(Intersurgical、バークシャー、英国)は、救急的気道確保器具として、また、予測された困難気道の場合にファイバー挿管の導管として機能することが報告されてきた。i-gel は管部が広くて短く、末端部に格子を有さないことから、ファイバースコープを用いた挿管の理想的なルートとして使用できる可能性が示唆される。本前向き研究の目的は、待機的手術を受ける成人患者で、i-gel 気道を通してファイバーをガイドとした挿管を行うことの実現可能性を調査することであった。

・年齢 18-60 歳、三次医療施設で待機的手術となった 60 人の男女患者を、本前向きの臨床研究の対象とした。転帰尺度として、i-gel の挿入試技数、挿入の容易さ、挿入所要時間、i-gel を通して見たファイバー視野、気道シール圧、i-gel を通したファイバー援助下の気管チューブ留置の容易さ、気管チューブ留置に要した時間、気道損傷所見を調査した。

・i-gel 挿入は、患者の 96.66% で成功した。i-gel 挿入の平均所要時間は、9.09±4.17 秒であった。 i-gel 経由の気管チューブ留置は、症例の 91.4% で容易であった。i-gel 経由の総気管チューブ留置時間の平均は、89.16±8.29 秒と記録された。

・i-gel は、挿入が容易で、初回試技での成功率は良好で、挿入時間も許容できる。i-gel を通してファイバーをガイドとした挿管の成功率も許容範囲であった。したがって、ファイバーをガイドにした挿管の際の導管の選択肢の一つとして機能しうる。

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