■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2013-05-13




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (i__________) (p___) : 難治性疼痛/頑痛

(2) (o_____) : 麻薬/阿片製剤

(3) (v_______) (c_______) : 血管虚脱

(4) (e_______) (a________) : 硬膜外鎮痛

(5) (a_____) : 気道/エアウェイ


[解答]
(1)intractable pain(2)opiate
(3)vascular collapse(4)epidural analgesia
(5)airway


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(麻酔機器) ボンベについて正しいのはどれか。

ア:同じ大きさのボンベであれば、内容量は、酸素よりも笑気の方が多い。

イ:充填圧は酸素ボンベの方が笑気ボンベの約3倍高い。

ウ:小ボンベの酸素の充填量は525Lである。

エ:日本工業規格における笑気ボンベの色は青に統一されている。

オ:国際規格における酸素ボンベの色は緑である。


[解説] 笑気は液状で、酸素、圧縮空気は高圧ガス状で入っている。大・中・小の3種類あり、内容量は酸素が6000、1500、525L、笑気が15300、3825、1275Lと笑気が酸素の約2.5倍量充填されている。内圧は酸素が150kg/cm2、笑気が51kg/cm2である。間違いを避けるためそれぞれ口金の形と色分けが決められているが、国によって規格が異なる。酸素:笑気:炭酸ガス=(国際規格)白:青:暗灰、(アメリカ)緑:青:灰、(日本工業規格)黒:灰:緑


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科学基本用語辞典



【問題3】(心臓・血管) 超音波診断装置について正しいのはどれか。

ア:電子セクタ走査方式は、肋間走査が主となる心臓検査に最も適している。

イ:反射により起こるアーチファクトには、タドポールテールサインと音響陰影がある。

ウ:超音波診断装置のGAINを上げるとシグナルとノイズの両方が増える。

エ:電子リニア走査方式は、超音波ビームを直線的に走査する方式で、体表臓器や血管検査に用いられている。

オ:複数の波の相互作用による影響を波の回折と呼ぶ。


[解説] ○:電子セクタ走査方式は、接触面が小さいため検索性が高く、浅部の視野は狭いが深部での視野が広く得られるので、肋間走査が主となる心臓検査に最も適している。
×:タドポールテールサイン(tadpole-tail sign) と音響陰影は、減衰により起こるアーチファクトである。反射によるアーチファクトとしては、多重反射や鏡面現象がある。
○:超音波診断装置のGAINを上げるとシグナルとノイズの両方が増える。
○:電子リニア走査方式は、超音波ビームを直線的に走査する方式で、探触子の接触面が大きいために死角が生じ、肋骨、消化管ガスなどを避けての走査が難しいが、浅部で広視野が得られるので、体表臓器や血管検査に用いられている。
×:複数の波の相互作用による影響を波の干渉と呼ぶ。



[正解] ア、ウ、エ [出典]



【問題4】(循環管理) 次のうち正しいのはどれか。

ア:モノアミン酸化酵素阻害薬は神経末端でのカテコラミンの分解を抑制する。

イ:三環系抗うつ薬はCOMTの活性を抑制する。

ウ:コカインは神経終末でのカテコラミン再吸収を促進する。

エ:エフェドリンは神経終末に働いて内因性のカテコラミンを分泌する。

オ:クロニジンは麻酔作用を増強させる。


[解説] モノアミン酸化酵素阻害薬はモノアミン酸化酵素と安定した不可逆性複合体を形成して、神経末端でのカテコラミンの分解を抑制する。三環系抗うつ薬は、中枢神経系内で節後交感神経終末内への生体アミン(特に、ノルエピネフリンやセロトニン)の再吸収を妨げて、それらの作用を増強する。コカインは神経終末でのカテコラミン再吸収を抑制する。エフェドリンは受容体への直接作用の他、交感神経終末よりノルエピネフリンを放出させる間接作用を持っている。クロニジンは吸入麻酔薬のMACを下げる作用があり、また麻薬の効果も増強する。


[正解] (ア)、(エ)、(オ) [出典] 第31回麻酔指導医認定筆記試験:B8

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック