成人の扁桃摘出後の疼痛緩和にリドカインによる先制的扁桃周囲浸潤: 無作為二重盲式臨床研究

Preemptive peritonsillar infiltration with lidocaine for relief of bipolar adult post-tonsillectomy pain: a randomized, double-blinded clinical study
European Archives of Oto-Rhino-Laryngology published online 11 May 2013

・扁桃腺摘出を受ける成人で、扁桃周囲浸潤に関する研究では、結果が一致していない。研究の目的は、成人で両側の扁桃腺摘出において先制的に扁桃周囲にリドカインを浸潤することの影響を比較することである。

・172 人の成人患者は、扁桃腺摘出術の前に 5 群に無作為に割り当てられた: 0群=扁桃周囲浸潤なし、1 群=片扁桃当たり 1:200,000 倍エピネフリン生食 3ml、2 群=片扁桃当たり 1:200,000 倍エピネフリン添加 1% リドカイン 3ml、3 群=片扁桃当たり 1:200,000倍エピネフリン生食 3ml、4 群=片扁桃当たり 1:200,000 倍エピネフリン添加リドカイン 8ml。術後 7 日間の疼痛を、VAS によって評価した。手術時間と術後出血も記録された。

・手術時間と扁桃摘出術後出血量は、5 群間に有意差はなかった。0 群、1 群、2 群間のペインスコアには統計的有意差はなかった(p>0.05)。0 群、1 群、2 群に対する 3 群、4 群のペインスコアの差は統計的に有意であった(p<0.05)。

・扁桃摘出術後の疼痛の緩和には、扁桃周囲への浸潤量が関与することが分かった。

[!]:当院の耳鼻科医はいつも浸潤麻酔をしているから術直後は痛みをほとんど訴えない。先制鎮痛と言ってよいのか、局部麻酔追加と言った方が良いのか分からないが、全身麻酔に局部麻酔を追加するのは大いに有益なことだろう。

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