帝王切開術後疼痛管理でオピオイド単剤と多剤併用鎮痛の有効性の無作為比較

Randomized comparison of effectiveness of unimodal opioid analgesia with multimodal analgesia in post-cesarean section pain management
Journal of Pain Research Published Date May 2013 Volume 2013:6 Pages 419 - 424 DOI: http://dx.doi.org/10.2147/JPR.S44819

・術後痛は、患者の不快感、満足度の低下、回復遅延、高い保健医療費につながる。したがって、急性痛の管理は、帝王切開を受ける患者で、全体的な生活の質を改善する。鎮痛は、基本的人権であるが、帝王切開後の疼痛管理の黄金律はない。帝王切開後の疼痛管理に、ペンタゾシンとトラマドールを単剤で、あるいは多剤併用(ピロキシカムとの併用)で使用した場合とでその効果を比較することを目的とした。

・本研究では、無作為割り当て法を使用して、術直後の 12 時間の帝王切開後の管理に際して、ペンタゾシン(60mg)か、トラマドール(100mg)を単一の鎮痛剤として、またピロキシカム 20mg の筋注を併用して、その効果を比較した。主要転帰尺度は、術後痛のコントロールとし、副次転帰尺度は、鎮痛剤の作用発現、作用持続時間、患者満足度、母体と新生児の有害転帰であった。得られたデータ
は既定のシートに入力され、SPSS Ver.17 によって分析された。定量的変数には平均±標準偏差(SD)を計算し、2 つの独立群間の差は、対応のない Student t-検定を使用して比較した。有意水準は P=0.05 に設定した。

・合計 120 人の患者が、4 つの研究群に、等しく、無作為に割り当てられた。2 群は単剤による鎮痛を受け(ペンタゾシン群とトラマドール群)、別の 2 群は、多剤併用鎮痛を受けた(ペンタゾシン+ピロキシカム群とトラマドール+ピロキシカム群)。単剤群では、トラマドールの作用発現が早かったが、ペンタゾシンの方が作用時間が長く、良好な疼痛管理を提供した。多剤併用群では、ペンタゾシンとピロキシカムの併用がトラマドールとピロキシカムの併用よりも優れており、またペンタゾシン単剤よりも効果的であった。

・帝王切開後の疼痛管理に際し、特に資源に制約のある状況では、ペンタゾシンとピロキシカムの組合せによる多剤併用法は安全で効果的であり許容できる鎮痛法である。

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