緊急手術における術後死亡と合併症の危険因子

Risk factors for postoperative mortality and morbidities in emergency surgeries
Journal of Anesthesia published online 23, May 2013

・緊急手術自体が、術後の死亡率や合併症の高リスクを誘導するが、緊急手術に付随するどんな病態が転帰を悪化させる原因となる要素であるかは依然として知られていない。本研究では、緊急手術症例における術後の死亡率と罹患率の原因因子を検討した。

・2007 年 12 月 1 月~12 月に緊急手術を受けた患者は、本後ろ向きコホート研究に登録された。因果関係は潜在的独立因子(性別、年齢、手術診療科、手術時期、手術所要時間、輸血、意識レベルの経時的低下、ショック状態、凝固異常状態、高血圧、糖尿病、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患、腎不全、貧血の既往)と術後死亡または合併症(手術後の気管チューブ抜管失敗、術中術後の気管切開、脳梗塞、大量出血、高度低血圧、高度低酸素血症、重症不整脈)との間で、段階的多変量ロジスティック回帰分析によって調査された。

・ショック、意識レベルの経時的低下、慢性閉塞性肺疾患、虚血性心疾患は、死亡の有意な危険因子(それぞれ、OR 14.2、7.9、6.4、3.8)であり、意識レベルの経時的低下、輸血、ショック、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、心血管手術、2 時間以上の手術は、罹患率の有意な危険因子であった(それぞれ、 OR 19.1、3.3、3.0、2.5、2.4、2.4、1.8)。

・ショック状態、意識レベルの経時的低下、慢性閉塞性肺疾患、虚血性心疾患、輸血が必要な出血、年齢 80 歳以上、心臓血管手術、夜間の手術、2 時間以上の手術は、緊急手術において患者を術後死亡や合併症をきたしやすくする原因となる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック