手術に際してのβ遮断薬; 死亡と主要転帰に及ぼす影響 メタアナリシス

Beta-Blocking Agents for Surgery: Influence on Mortality and Major Outcomes. A Meta-Analysis
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia published online 21 June 2013.

・本研究の目的は、周術期β遮断剤が術後の死亡率と主要転帰に及ぼす効果を再評価することである。

・大学での電子検索による、手術患者を対象とした英語で公開された平行無作為対照化試験のメタアナリシスである。2 種類の介入を評価した:(1)長期β遮断薬治療を受けている患者で中止するか継続する場合、(2)周術期にβ遮断薬を追加した場合。

・術前にβ遮断薬を中止することで心筋梗塞のリスクは変わらなかった(97 人の患者を含む 3研究): 危険率(RR)、1.08(95%信頼区間 0.30、3.95); I2、0%。β遮断薬を追加すると、1 年後の時点での死亡リスクを減少させた: RR、0.56(0.31、0.99); I2、0%;p=0.046;治療必要数は、28(19、369)(781人の患者を伴う 4 研究)。β遮断薬の追加は、0~30 日の心筋梗塞の危険性を減少させた: RR、0.65(0.47、0.88); I2、12.9%; p=0.006(12,224 人の患者を伴う 15 研究)が、脳梗塞の危険性を増加させた: RR、2.18(1.40、3.38); I2、0%; p=0.001(11,737 人の患者を伴う 8 研究);有害必要数は、177(512、88)。

・β遮断薬は 1 年以内の死亡の危険性を減少させ、この効果は脳梗塞を誘発する危険性よりは大きいようであった。

[!]:β遮断薬が死亡リスクを低下させるというのは聞いたことがあるが、脳梗塞の危険性が増すというのは初耳だ。




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