■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2013-07-26




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (u______) (r________) : 尿閉

(2) (__________c) : 走化性因子/化学走性因子

(3) (c__________) (v_____) : 容量血管

(4) (a__) (t_______) : 空気とらえこみ/空気トラッピング

(5) (s___) (p___) : 緩徐痛


[解答]
(1)urinary retention(2)chemotactic
(3)capacitance vessel(4)air trapping
(5)slow pain


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(心疾患患者への注意) 右左シャントのある先天性心疾患患者について正しい記述はどれか。

ア:吸入麻酔薬による導入は正常な患者に比べて時間がかかる。

イ:静脈麻酔薬による導入は正常な患者に比べて短い時間ですむ。

ウ:静脈内に気泡があると全身的塞栓症の危険がある。

エ:高濃度酸素投与としても動脈血酸素分圧の上昇は正常より少ない。

[解説] 右左シャントがあると、シャント量に応じて吸入麻酔薬による導入は遅くなる。左右シャントの場合にはシャント量の影響は少ない。この効果は、亜酸化窒素のように血液/ガス分配係数の小さな麻酔薬で強い。右左シャントがあると静脈麻酔薬による導入は早くなる。肺循環での希釈や、肺での取り込みが少ないために、動脈中、脳内濃度は正常より高くなる。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集


【トラブル・シューティング】~麻酔緊急Vol.2p102

(換気)『全身麻酔下に、幼児の鼠径ヘルニア根治術中、気管チューブが屈曲、閉塞を生じた例』

GOF全麻下に1才の患児の鼠径ヘルニア根治術が施行された。術中、急にバッグが重くなり換気不能となった。吸引カテーテルが3~4cmしか進まず、チューブ屈曲・閉塞が原因であった。頭部後屈、下顎挙上を行うことで換気が改善した。幼児は頭が大きく、頚部が細く、短く、頚筋が未発達で、頭部が不安定である。ドーナツ枕を使用すると頭部の安定性が増すが、時間が経つと頚部の筋弛緩とともにチューブも体温で柔らかくなり、頭部が次第に前屈位となりチューブの屈曲から閉塞をきたしやすくなる。








【問題3】(心臓・血管) TTI(tension time index)とは次のうちどれで示されるか?
1) 収縮期圧×心拍数×PCWP
3) 平均収縮期圧×収縮期時間
5) 心拍数/収縮期血圧
2) 収縮期圧×心拍数
4) 収縮期圧×心拍数×駆出時間


[解説] TTI(tension time index)とは平均収縮期圧×収縮期時間で示される心筋酸素需要の指標の一つである。ただし、カテコラミンやCa投与などで心筋収縮性が変化した場合には心筋酸素需要との関連性が失われる。RPP(rate pressure product)=収縮期圧×心拍数、Triple index=収縮期圧×心拍数×PCWP、Triple product=収縮期圧×心拍数×駆出時間はいずれも心筋酸素需要の指標である。Shock index=心拍数/収縮期血圧=出血量(リットル);出血性ショックの場合の予測出血量の指標


[正解] 3 [出典] CCUハンドブックP37

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