オフポンプ冠動脈バイパス術でセボフルランの長時間投与は有益な効果がある

Prolonged sevoflurane administration in the off-pump coronary artery bypass graft surgery: Beneficial effects
Journal of Critical Care published online 25 July 2013.

・多数の研究によって、心臓手術を受ける患者でハロゲン化薬剤の術中投与に利点があることが示されてきた。 プレコンディショニングとポストコンディショニングのメカニズムが、これら利益の原因であるようだ。術中投与後に、ハロゲン化薬剤で術後早期の鎮静状態を維持すれば、その利益を増幅できる可能性がある。

・これは、冠状動脈バイパス術を受ける 60 人の患者を、術中と術後期に投与する鎮静薬の種類に応じて 3 群に分けた前向き試験である:(セボフルラン、セボフルラン: S S群、セボフルラン・プロポフォール: SP 群、プロポフォール・プロポフォール: PP 群)。術後 48 時間の、循環動態パラメータ、変カ薬の必要度、N末端プロ脳ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)とトロポニンⅠの血漿濃度を得た。

・SS 群と他の 2 群間に NT-proBNP(SS 群で [501±280pg/mL]に対して、SP 群で[1270±498pg/mL]、PP 群で[1775±527pg/mL][p=0.05])とトロポニンⅠ(SS 群で[0.5±0.4ng/mL]に対して、SP 群で[1.61±1.30ng/mL]、PP 群で[2.27±1.5ng/mL][p=0.05])濃度、投与変カ薬数に有意差があった。

・オフポンプ冠状動脈バイパス術を受ける患者で、手術室と集中治療室でのセボフルラン投与は、術中のみにセボフルランを投与された患者と比較して心筋傷害マーカーを減少させるが、プロポフォール群と比較した場合、両方とも心筋マーカー濃度を低下させるより良い選択肢であった。

[!]:なかなかきれいな結果が出ている。しかし現実的には、ICU でセボフルラン投与をするには手術室に準じたガス排除装置が必要になるな。

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