脊椎麻酔下に帝王切開分娩を受ける妊婦で、シバリングを防止するための予防的ケタミン

Prophylactic ketamine to prevent shivering in parturients undergoing Cesarean delivery during spinal anesthesia
Journal of Clinical Anesthesia Volume 25, Issue 4 , Pages 275-280, June 2013

ケタミン5.png・本研究の目的は、帝王切開分娩を受ける患者でシバリング予防のために、ケタミン 0.25mg/kg とケタミン 0.5mg/kg の効能と安全性を比較することであった。

・脊椎麻酔下に帝王切開分娩予定の ASA-PS Ⅰ・Ⅱの妊婦 120 人を対象とした、手術室と術後回復室での前向き無作為化二重盲式偽薬対照研究である。患者特性、麻酔と手術の詳細、1 分後と 5 分後のアプガースコア、研究薬の副作用を記録した。心拍数、平均動脈圧、パルスオキシメータによる酸素飽和度度、鼓膜温、シバリング重症度、鎮静度は、クモ膜下注入前と、その後は 5 分ごとに記録された。患者は、3 群に無作為化された: 生食(C群、n=30)、静脈内(IV)ケタミン 0.25mg/kg(K-0.25 群、n=30)、IVケタミン 0.5mg/kg(K-0.5 群、n=30)。シバリング分類 3 または 4 度は、IV メペリジン 25mg で治療され、予防は無効であると考えた。

・シバリングを呈した患者数は、C 群に比して、K-0.25 群と、K-0.5 群で有意に少なかった(それぞれ p=0.001、p=0.001)。C 群の鼓膜温は、いずれのケタミン 群よりも研究の全時間を通して低かった。K-0.5 群の鎮静スコアの中央値は、K-0.25 群、または C 群よりも、脊椎麻酔後 10、20、30、40 分において有意に高かった。

・予防的 IV ケタミン 0.25mg/kg は、IVケタミン 0.5mg/kg と同じくらい、脊椎麻酔下に帝王切開を受ける患者でシバリング予防に効果的であった。

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