喘息重責状態でのケタミン: レビュー

Ketamine in status asthmaticus: A review
Indian J Crit Care Med, 2013 Aug 29];17:154-61

ケタミン2.png・喘息重積状態は、罹患率と死亡率の一般的な原因である。重症喘息の標準的な治療処方計画へのケタミンの追加は転帰を改善し、人工呼吸の必要度を低下させることが示されてきた。本レビューの目的は、ケタミンの肺への作用を調査し、抵抗性喘息重積状態に対してケタミンの使用を支持する十分なエビデンスが存在するか調査することである。

・MEDLINE、EMBASE、Google Scholar、コクラン・データベース(創始から 2012 年 1 月まで)を、キーワードとして「ケタミン」、「喘息」、「気管支痙攣」、「気管支拡張薬」、「人工呼吸」を使って、急性の重症喘息や喘息重責状態に対してケタミンを気管支拡張剤として使用した報告を同定するために検索し、記事参考文献を手でレビューした。気管支拡張薬としてのケタミンの使用について進行中の試験を関連データベースで検索した。転帰尺度は、以下の臨床的質問を使って分析された: 適応、使用ケタミンの用量と持続期間、呼吸力学に及ぼす主な作用、副作用、死亡率。

・気管支拡張薬としてケタミンの使用を記載した 20 件の報告が特定された。全体で、年齢 5ヵ月~70 歳の 244 人の患者が、気管支痙攣に対してケタミンを投与された。12 件の症例報告、3 件の二重盲式無作為偽薬対照試験、2 件の前向き観察研究、2 件の臨床評価研究、1 件の後ろ向き診療録レビューが取得された。大部分の研究は、従来の治療には反応しない急性重症喘息においてケタミンを使用することによって転帰が改善することを示した。ケタミンを投与された患者は、臨床的に改善し、酸素投与の必要性が少なくなり、侵襲的人工換気の必要性を回避できた。重症の気管支痙攣のために人工呼吸を受けた患者では、最大吸気圧の低下、ガス交換、動的コンプライアンス、分時換気量の改善を示し、ケタミンの導入後に、ウィーニングに成功することができた。

・様々な研究で、ケタミンが重症喘息の潜在的気管支拡張薬であることが分かった。 しかし、喘息重積状態でのケタミンの使用について最終的な推奨を行う前に、大規模な前向き臨床試験が行われてしかるべきである。

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