2 型糖尿病は、インスリン使用とは無関係に、血管手術後心臓合併症のリスク増加と関係している

Type 2 diabetes mellitus, independent of insulin use, is associated with an increased risk of cardiac complications after vascular surgery
Anaesthesia and Intensive Care Volume 41, Issue 5 September 2013 584-590

・糖尿病の血管手術後心臓合併症のための予後予測的価値についてのこれまでの報告は、特に心臓危険因子としての 2 型糖尿病の役割については、互いに異なる結果を示ししており、不明なままである。本研究の目的は、血管手術後 30 日の心臓合併症に及ぼす 2 型糖尿病の影響を評価することであった。

・2002 ~ 2011 年に待機的血管手術を受けた患者を、本後向きコホート研究の対象とした。1 型と 2 型糖尿病の以前の診断と経口血糖降下薬とインシュリンの使用を記録した。1 型糖尿病患者は、分析から除外された。主要転帰パラメータは、心臓合併症、心血管死亡、非致死的心筋梗塞、うっ血性心不全、重症不整脈、手術 30 日以内の無症候性トロポニン放出の複合であった。多変量解析では、併存症、被検者属性、薬物使用、手術リスクで補正された。

・1462 人の患者のうち、329 人の患者(22.5%)は、2 型糖尿病を有していた。心臓合併症は、糖尿病のない 155 人の患者(13.7%)と、2 型糖尿病のある 68 人の患者(20.7%)で生じた。多変量解析で、2 型糖尿病は、30 日心臓合併症リスクの有意な増加と関係していた(オッズ比 1.80; 95%信頼区間1.25~2.60)。インスリンで治療されなかった 2 型糖尿病患者(オッズ比 1.84; 95%信頼区間1.01~3.37)と、インスリンを使用した患者(オッズ比 1.79; 95%信頼区間1.19~2.70)で、結果は同様であった

・2 型糖尿病は血管手術後心臓合併症に対する独立危険因子であり、術前の心臓リスク分類においてそのように扱われるべきである。

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