妊産婦で硬膜外血液パッチのタイミングが有効性に及ぼす影響

The influence of timing on the effectiveness of epidural blood patches in parturients
International Journal of Obstetric Anesthesia published online 02 August 2013.

・硬膜穿刺後頭痛は、腰椎穿刺後の妊産婦ではよく見られる。頭痛が重症で、持続性である場合には、硬膜外血液パッチが推奨される。本論文では、そのタイミングに特に重点を置いて、フィンランドの 2 つの病院で 13 年間にわたって硬膜外血液パッチの有効性を検討した。

・病院データベースを 1998 年 3 月から 2011 年 6 月まで硬膜外血液パッチを受けた妊産婦を確認するために検索した。妊産婦の記録を見直して、頭痛の特徴と関連症状と硬膜外血液パッチの有効性を確立した。

・合計 129 人の妊産婦は 151 回の硬膜外血液パッチを受けた。これらは、脊椎(n=49)、硬膜外(n =47)、脊硬麻(n=33)ブロック後に起こった。初回処置の成功率は 89% で、76% は永続的鎮痛が得られた。初回の処置を、硬膜穿刺後 24-48 時間に受けた場合、37 人の患者のうち 65%、硬膜穿刺後 24 時間以内に受けた場合では 14 人の患者のうち 50% であったのに比較して、48 時間以降に処置を受けた 78 人の患者では 86% が硬膜穿刺後頭痛の永続的な鎮痛が得られた(P=0.003)。2 回目の処置は、22 人の妊産婦に対して実施され、鎮痛が不完全(n=5)か、症状が再発した(n=17)ために行われ、全例で症状の完全な寛解が得らえた。

・腰椎穿刺または偶発的硬膜穿刺に引き続き 48 時間以降に実施された硬膜外血液パッチは、硬膜穿刺後症状のある妊産婦で効果的である。初めはうまく行った硬膜外血液パッチ後に、症状が再発する率は高く、したがって、患者はカヌンセリングと連絡先情報を提供されるべきである。

[!]:処置は早いに越したことないのかと思うとそうでもないのか。時間が経過した症例の方が、自己治癒力が十分に発揮された状態にあるから治療効果が高いと考えるべきなのかな。とにかく血液パッチやるなら 3 日目以降にやった方が、1 回で成功する確率が高いと。

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