セプシスにおける血液浄化療法と死亡率: 無作為試験のメタ分析

Blood Purification and Mortality in Sepsis: A Meta-Analysis of Randomized Trials
Critical Care Medicine September 2013 - Volume 41 - Issue 9 - p 2209-2220

・動物実験では血液浄化が敗血症の転帰を改善するものの、臨床試験の結果は一貫してない。著者らは、セプシス患者で種々の血液浄化法と全死因死亡との関係を調査するために、無作為試験の系統的レビューとメタ分析を実施した。

・データ・ソース: 著者らは、1966 年 1 月から 2012 年 5 月まで MEDLINE、EMBASE、Cochrane Library データベースで、関連研究を検索した。研究の包含基準は、セプシスの診断と、血液濾過、血液灌流、血漿交換、血液透析を含む血液浄化法と血液浄化なし(対照群)の比較であった。2 人の著者は、別々に研究を選択し、データを抽出した。ランダム効果モデルを使用して要約統計量、危険率、CI(信頼区間)を計算した。研究の質はJadad スコアを使って評価され、出版バイアスはファンネル・プロットとエグジェール統計を使って評価された。

・全体として、血液浄化は、血液浄化なしの場合と比較して死亡率を低下させた(35.7% vs 50.1%; 危険率 0.69 [95%CI 0.56-0.84]; p<0.001; 16 試験、n=827)。しかし、これらの結果は、主に血液灌流(危険率 0.63 [95%CI 0.50-0.80]; p<0.001; 10 試験、n= 557)と血漿交換(危険率 0.63 [95%CI 0.42-0.96]; p=0.03; 2 試験、n=128)によって主導されていた。ポリミキシンB 血液灌流を使用した試験を除外した後では、セプシスの治療のための血液浄化に関する全ての試験をプールすると、もはや低い死亡率とは関係していなかった(危険率 0.89 [95%CI 0.71-1.13];p=0.36; 8 試験、 n=457)。

・血液灌流、血漿交換、血液潅流を伴う血液濾過を含む血液浄化法は、セプシス患者で死亡率低下と関係していた。これらの結果は、主に、日本発のポリミキシン B 血液灌流を使用した研究の影響を受けた。

[!]:やっと、セプシスに対する血液浄化療法の有効性に対するメタ分析が実施され、エビデンスとして確立できるようになってきたか。




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