1989-2011 年の三次医療センターでの母体心停止; 一連の症例

Maternal cardiac arrest in a tertiary care centre during 1989-2011: a case series
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs12630-013-0021-9

・本研究の目的は、大きな三次医療センターで妊娠中に心停止となった後の母体および新生児の転帰をレビューし、報告して、転帰の改善策を考慮することであった。

・臨床特徴: 著者らは、1989-2011 年の期間、トロント大学健康記録データベースで Mount Sinai 病院における母体心停止の後向き診療録レビューを実施した。124883 件の分娩事例に対して 5 症例(0.004%)が確認された。5 人の女性のうちの 4 人は肥満で、35 歳超であった。2 人の女性は既存の心疾患があり、1 人は癒着胎盤であった。3 症例とも死戦期帝王切開分娩(PMCD)を受けたが、いずれの処置も「4 分ルール」という推奨時間内には施行されなかった。3 人の女性のうち 2 人は、心停止を繰り返し、その後死亡した。その他の 2 人の女性は陣痛中で、局所麻酔を受けて、補助下経腟分娩をした。これらの患者は両方とも生存し、全生存者(母体と新生児)は神経学的に障害がなかった。5 人の新生児のうちの 4 人は生存した。心停止の原因は、全 5 症例で不確定であったが、大多数の症例で、羊水塞栓の疑いが最も可能性の高い要因と考えられた。全体として、診療記録作成の質は、一貫性がなく、不完全であった。

・この一連の 5 症例は、母体の心停止発生から 4 分以内に PMCD を開始するという原則を満たすことの困難さを浮き彫りにしている。今回の経験は母体と新生児は心停止後 5 分を超えても生存可能であることを示しているので、現行の蘇生努力の質と早期分娩に焦点を当てることを提案する。記載の改善と、これら稀な事象に対する国家的データベースの創出が考慮されなければならない。

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