帝王切開後疼痛管理におけるトラマドールの PCA と持続注入の比較

Comparison of patient-controlled analgesia versus continuous infusion of tramadol in post-cesarean section pain management
Journal of Obstetrics and Gynaecology Research published online: 22 OCT 2013 Demirel I, et al.

・本研究の目的は、トラマドールの投与法として IV-PCA と持続注入とで、鎮痛効果、薬剤消費量、患者満足度を評価し、比較することであった。

・帝王切開予定の ASA-PS?・?の合計 40 人の妊婦は、単盲式法で治療を受ける 2 群に無作為に割り付けられた。両群の患者は、帝王切開に際しての全身麻酔下で手術終了 15 分前に IV でトラマドールを投与された。麻酔回復室で、?群に割り当てられた患者 20 人は、トラマドールを IVーPCA で投与され、?群に割り当てられた他の 20 人は、持続静注投与された。痛みの VAS、平均血圧(MAP)、心拍数、総トラマドール消費量、鎮静スコア、副作用(悪心/嘔吐)、患者満足度を、術後 24 時間の過程で 7 回評価した。データの統計処理には、マン・ホイットニーU 検定とフリードマン ANOVA が使用された。

・VAS、鎮静スコア、嘔気/嘔吐スコアは両群で同様であった(P>0.05)。24 時間のトラマドール消費量は、?群(494.00±29.45 mg)に比して、?群(420.15±66.58 mg)で有意に低かったが、その一方で、患者満足度は、?群で有意に高かった(P<0.05)。

・使用されたいずれの方法によるトラマドール投与も、帝王切開患者で術後早期の鎮痛に有効であるのは確実であろうが、IV-PCA の方が、薬物消費量が少なく、患者満足度が高いことから好適であろう。

[!]:PCA のよいところは、足りない部分を患者の判断で追加投与できる点であり、過量になりにくいことだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック