MR 脊髄造影上の腰椎穿刺に関連した髄液漏出: 臨床的に有意な所見か?

Lumbar puncture-related cerebrospinal fluid leakage on magnetic resonance myelography: is it a clinically significant finding?
BMC Anesthesiology 2013, 13:35 doi:10.1186/1471-2253-13-35 Sakurai K, et al.
http://www.biomedcentral.com/1471-2253/13/35/abstract

・脳脊髄液(CSF)の過剰漏出による硬膜穿刺後頭痛(PDPH)は、腰椎穿刺のよく知られた合併症である。様々な要因、特に脊髄針の種類は、 PDPH に関連することが実証されてきたが、磁気共鳴脊髄造影(MRM)画像上で検出さた CSF 漏出の臨床的意義は不明である。本症例対照研究の目的は、放射線学的に可視化された CSF 漏出と PDPH との関連を評価することであった。

・患者の年齢、性別、脊髄針の種類、安静臥床期間、腰椎穿刺手技から MRM 検査までの時間、PDPH の発生頻度を含む臨床データを、CSF 漏出が放射線学的に陽性である患者群と陰性患者群間で比較した。

・MRM 画像上に明確な CSF 漏出のある 22 人の患者のうち、ほとんど(86%、19/22)は無症状であった。PDPH を訴える残りの 3 人の患者は、 、頭痛だけを訴え、保存的に治療された。患者の臨床データのレビューでは、CSF 漏出が放射線学的に陽性であった 22 人の患者と放射線学的に陰性であった 31 人の患者間で、PDPH の発生率を含むいずれのパラメータにも有意差は認められなかった。

・放射線学的に CSF 漏出が視覚化されても、そのような事例のほとんどは PDPH とは関係がなく、何ら治療を必要としないので、その意義を過大評価するべきではない。

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