心臓手術後急性腎傷害と術中収縮期低血圧の関係

The Association of Postcardiac Surgery Acute Kidney Injury with Intraoperative Systolic Blood Pressure Hypotension
Anesthesiology Research and Practice Volume 2013 (2013), Article ID 174091, 7 pages

・術後急性腎傷害(AKI)は、大動脈冠動脈バイパス(CABG)術後の高い死亡率とコスト増加と関連している。著者らは、術中収縮期血圧変動は、術後 AKI と関連しているという仮説を検証した。

・著者らは、1996 年から 2005 年に単施設で行なわれた 7247 件の CABG 手術の、人口統計学的データ、術式、血圧、腎機能転帰のデータを収集した。開発/検証コホートの方法論は、無作為に(それぞれ、66% と 33%)に分割された。ベースラインに対する術後血清クレアチニン最高値の比(%ΔCr)が、主要転帰変数であった。術中収縮期血圧変動を反映したマーカーを各患者ごとに導出した;(1)最高値と最低値(絶対値とベースラインに対する相対値)と (2) 規定閾値からの逸脱(期間、頻度、程度×持続時間)。収縮期血圧変動の各マーカーは、別々に、いくつかの既知の危険因子(年齢、アプロチニンの使用、うっ血性心不全、心筋梗塞の既往、ベースライン・クレアチニン、バイパス時間、糖尿病、体重、同時弁手術、性別、術前脈圧)で調整して線形回帰モデルを用いて AKI との関連について評価した。

・ベースラインに対する収縮期血圧の比と、術後 AKI との間に関連性が同定された(P<0.006)。

・CABG 手術患者では、ベースライン収縮期血圧に対する術中収縮期血圧の低下が、独立して、術後 AKI と関連している。

[!]::術前の収縮期血圧が高い患者は、それに応じて、術中の収縮期血圧も低下させすぎないように注意しなくてはいけないということだな。

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