術前血糖値と待機的非心臓手術後の転帰: 観察研究

Preoperative blood glucose concentrations and postoperative outcomes after elective non-cardiac surgery: an observational study
Br. J. Anaesth. (2014) 112 (1): 79-88. doi: 10.1093/bja/aet297 First published online: September 5, 2013 Abdelmalak BB, et al.

・術前血糖(BG)濃度と非心臓手術後の転帰や糖尿病診断状況の影響との間の関連性は不明である。著者らは 2 つ??の仮説を検証した:術前の BG が手術転帰に関連していること、そして、この関係は、患者の糖尿病の診断状況に依存する。

・著者らは、後ろ向きに著者らの三次医療施設で治療を受けた 61536 人の一連の??待機的非心臓手術患者データを分析した。ベースラインの患者特性を調整する前後でロジスティック回帰モデルを使用して仮説を検証した。今回の主要評価項目は、院内の重症合併症と死亡の複合とした。副次評価項目は、1年死亡率だった。

・複合院内転帰の粗発生率は、有意に術前 BG に関連ししていた(P<0.001)が、共変数で調節した後は有意でなかった(P=0.40)。この関係は糖尿病診断のある患者とない患者で有意差はなかった(P=0.09)。1 年死亡率は、単変量でも共変数調整後でも、ともに有意に術前 BG と関連していた(P<0.001)。糖尿病診断があって術前血糖値が正常の患者は、一般的に、同じ BG の糖尿病のない患者よりも 1 年死亡率が不良であった[オッズ比(OR)[95 %信頼区間(CI)] は、6mmol/L(108mg/dl) で 1.27(1.06、1.53)、P=0.003]。逆に、糖尿病診断のある高血糖患者では、糖尿病のない高血糖患者よりも有意に 1 年死亡率が低かった [OR (95% CI) は、12 mmol/L (216 mg/dl で 0.58 (0.44, 0.77)、P<0.001]。

・待機的非心臓手術では、術前高血糖は、糖尿病診断のある患者よりも糖尿病のない患者の方に十分な考慮を払うべきである。

[!]:糖尿病の診断がないのに高血糖状態であるということは、なんらかのストレスで耐糖能が低下している状態を表しているいるということだろうか。

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