小児患者で脳循環停止が脳近赤外分光法に及ぼす効果

Effect of cerebral circulatory arrest on cerebral near-infrared spectroscopy in pediatric patients
Pediatric Anesthesia first published online: 19 DEC 2013 DOI: 10.1111/pan.12328 Blohm ME, et al.

・本研究の目的は、経皮的脳近赤外分光法(NIRS)や 2 点 NIRS は、小児集中治療室(PICU)患者の脳循環停止を検出したり確認するための適切なモニタリング機器であるかどうかを調査することであった。

・単施設での前向き小児観察研究。前額部(cNIRS、crSO2)と腎臓(rNIRS、rrSO2)での同時 NIRS測定値、心拍出量は、経胸壁心エコーによって測定した。脳循環停止に関連して NIRS の ROC 曲線下面積(AUC)を分析した。

・2 群の患者がいた(体重 2.1~73 kg):A 群:脳循環が正常な患者(n=36)、B 群:ドップラー超音波スキャンか、灌流シンチグラフィーによって証明された脳循環停止の患者(n=8)。心拍出量に群間差はなかった。A 群の PICU 死亡率は、3/36(8.3%)であったのに対し、B 群では 8/8(100%)であった。B 群の cNIRS 値 34.63(sem=5.36、sd=15.15)に比して、A 群では 68.92(sem=2.54、sd=15.25)と有意に高かった(P<0.001)。脳循環停止を検出する cNIRS の ROC分析(AUC 0.948、95%信頼区間 0.876-1.000、se=0.037、P<0.001)は有意であった。識別閾値は、cNIRS 46、rNIRS-cNIRS(差) 36.5、cNIRS/rNIRS(商) 0.5646 で最適であった。脳循環停止の確率は、これらのカットオフ値で 77.8% (cNIRS)と 87.5% (cNIRS と rNIRS の組み合わせ)であった。

・cNIRS は高感度で脳循環停止を検出した。しかし、特異度は、脳循環停止を確認するには十分高いものではなかった。

[!]:モニタリング機器としては十分に信頼できるということか。

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