エアウェイスコープを使用した経鼻挿管困難の頻度と予測因子

Incidence and predictors of difficult nasotracheal intubation with airway scope
Journal of Anesthesia published online 17 January 2014, DOI 10.1007/s00540-013-1778-2 Ono K, et al.

・エアウェイスコープ(AWS)は、経口気管挿管時の喉頭部視野を向上させる。しかし、日常的経鼻挿管における AWS の役割は十分に研究されていない。

・全身麻酔と経鼻挿管を必要とする歯科と顎顔面手術を受ける 103 人の患者が登録された。本研究は、著者らの施設審査委員会により承認され、書面による説明と同意が全患者から得られた。著者らは、術前の特徴および挿管状況を調べるために、修正挿管困難スケール(IDS)を使用して AWS の挿管成功率と経鼻挿管困難の発生率を評価した。カテゴリは挿管困難(IDS≧5)、軽度挿管困難(IDS= 1-4)、挿管困難なし(IDS=0)であった。また、声門に気管チューブをガイドするためのマギル鉗子やカフ膨張(気管チューブのカフを 10-15mL の空気で膨張させる)の使用頻度を評価した。

・AWS 経鼻挿管は 100 パーセント成功した。カフ膨張法は、37 人の患者に使用した。AWS の使用中にはマギル鉗子や他の器具はいずれの患者にも必要なかった。経鼻気管挿管困難の発生率は 10% であった(n=10) 。患者のうち、61% (n=63)は軽度挿管困難、29% は何ら困難はなかった(n=30)。挿管困難患者群は、他の 2 群の患者に比べて、男性であること、舌が大きく、コーマック分類のグレードが高い可能性が高かった。軽度の軟部組織損傷を含む合併症は、1 人の患者(1%)でのみ観察された。

・AWS は、歯科および顎顔面手術を受ける患者では、カフ膨張による経鼻挿管で高い成功率を達成する。

[!]:AWS を使用すれば、カフ膨張以外のテクニックや器具を使用しなくても十分経鼻挿管が可能であると。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック