帝王切開を受ける患者でクモ膜下ブピバカインへの添加薬としてのケタミンの鎮痛効果の評価

Evaluation of the analgesic effect of ketamine as an additive to intrathecal bupivacaine in patients undergoing cesarean section
Acta Anaesthesiologica Taiwanica published online 22 January 2014
Khezri MB, et al.

ケタミン.png・今日、通常の鎮痛剤が、広く帝王切開後の疼痛緩和のために使用されているが、時として重篤な副作用をともない最適な鎮痛を提供するとは限らない。著者らは、無作為化二重盲式偽薬対照試験を計画して、ブピバカインに添加したクモ膜下ケタミンの帝王切開後の鎮痛効果を評価した。

・脊椎麻酔下に帝王切開を予定された 60 人の患者を無作為に 2 群に分けて、クモ膜下に、ケタミン 0.1 mg/kg とブピバカイン 10 mg の併用か、または、ブピバカイン 10 mg と 0.5 mL 蒸留水の併用のいずれかを投与した。初回鎮痛剤要求までの時間、術後 24 時間の鎮痛剤必要量、知覚と運動遮断発現までの時間、知覚と運動遮断の持続時間、低血圧、エフェドリンの使用、徐脈、低酸素血症といった副作用の発生を記録した。

・ケタミンを投与された患者は、対照群のケタミンを投与されなかった患者群と比較して、麻酔の持続時間が有意に長かった[95 %信頼区間(CI) 195-217、P=0.001]。初回鎮痛剤要求までの平均時間は、ケタミン群で有意に長かった(95% CI 252.5-275、P< 0.001)。術後 24 時間の鎮痛剤の総消費量は、対照群に比較してケタミン群で少なかった(95% CI 2~2.5、p<0.001)。術中、術後の副作用に群間に有意差は認められなかった。

・待機的帝王切開後に、脊椎麻酔のブピバカインに併用投与したクモ膜下ケタミン 0.1 mg/kg は、対照群のブピバカイン単独と比較して、初回鎮痛剤要求までの時間を延長し、術後 24 時間の鎮痛剤総使用量を減少させる。

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