脊椎麻酔下で経尿道的膀胱腫瘍切除を受ける患者で閉鎖神経ブロックに際して鼠径 vs 古典的アプローチ

Comparison of inguinal versus classic approach for obturator nerve block in patients undergoing transurethral resection of bladder tumors under spinal anesthesia
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2014;30:41-5 Moningi S, et al.

・選択的閉鎖神経ブロック(ONB)は、脊椎麻酔(SA)下で行われる側壁を含む膀胱腫瘍の経尿道的切除術(TURBT)中に内転筋痙攣を防ぐための効果的な選択肢である。古典的なアプローチは、閉鎖神経が深部にあり、血管損傷と関連しているので、あまり人気がない。鼡径アプローチは、より安全な代替手段として記述された。本無作為化臨床試験は、ONB に際しての古典的な恥骨法と浅鼡径法で、ブロックの容易さ、成功率、合併症のを比較するために行われた。

・SA 下に TURBT を受ける予定の患者合計 30 人は、両側の ONB を受けた。最近 Choquet によって記載された鼡径アプローチは、片側に実施し、Labat によって記載された古典的アプローチは神経刺激装置を用いて、無作為順に他側に行った。ブロックの容易さ、成功率(ブロック達成までの試行回数)、合併症を記録し、両アプローチ間で比較した。χ二乗分析を実施して、両テクニックのアプローチの容易さを比較した。マンホイットニー検定を用いたノンパラメトリック分析を使用して、各アプローチでブロックを達成するための試行回数を比較した。P<0.05 をもって統計的に有意とみなした。

・ブロックの容易さ(P=0.09)とブロック達成に要した試行回数の中央値(P= 0.45)は、両アプローチ間で同等であった。血管損傷の発生率は古典的なアプローチの方が高かった(P=0.056)。

・鼡径アプローチは、SA 下の TURBT を受ける患者にとって古典的なアプローチに対する有用な代替手段である。

[!]:個人的な方法は、古典的アプローチの針先の位置を予測して、鼠径アプローチで針を進めるという方法だ。

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