遠隔虚血性プレコンディショニングによる心筋保護は、スルホニルウレアで治療さされた糖尿病では効果がない

Myocardial protection by remote ischaemic pre-conditioning is abolished in sulphonylurea-treated diabetics undergoing coronary revascularisation
Acta Anaesthesiologica Scandinavica first published online: 18 FEB 2014 Kottenberg E, et al.

・遠隔虚血性プレコンディショニングは心筋障害を軽減する。スルホニル尿素薬は、虚血と麻酔によるプレコンディショニングを妨げるため、著者らは、遠隔虚血性プレコンディショニング効果は、スルホニル尿素で治療された糖尿病患者で変化するかどうかを評価した。

・著者らの実施中の無作為化偽薬対照試験(ClinicalTrials.gov NCT01406678)のデータベースを使用して、著者らは、スルホニル尿素で治療された糖尿病患者(n=27)と非糖尿病患者(n=230)で、2~3 枝の冠動脈手術前のイソフルラン麻酔中に、遠隔虚血性プレコンディショニング(左上肢を 5 分間虚血として再灌流 5 分、を 3 回)を行った場合と行わなかった場合とで、トロポニン I 濃度の曲線下面積(測定値:ベースライン、術後 1、6、12、24、48、72 時間)を評価した。

・非糖尿病患者での遠隔虚血性プレコンディショニングは、トロポニン I 濃度曲線下面積 41% の減少(514 ng/ml×72h±600 vs 302±190、P=0.001)を引き起こしたが、スルホニル尿素で治療された糖尿病患者では変化がなかった(404 ng/ml×72h±224 vs 471±383、P=0.62)。トロポニン I の曲線下面積と動脈血グルコース濃度との間には、有意な相関はなく、後者は独立した交絡因子ではなかった。

・イソフルラン麻酔中の遠隔虚血性プレコンディショニングによる心保護は、スルホニル尿素で治療された糖尿病患者では効果がない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック