小児の精巣固定術におけるロビバカインに併用した仙骨デキサメタゾン鎮痛効果

Analgesic efficacy of caudal dexamethasone combined with ropivacaine in children undergoing orchiopexy
Br. J. Anaesth. (2014) doi: 10.1093/bja/aet484 First published online: February 2, 2014 Kim EM, et al.

デキサメタゾン1.png・デキサメタゾンの硬膜外投与は、成人では術後疼痛を軽減する可能性がある。著者らは、ロピバカインにデキサメタゾン 0.1mg/kg を併用した仙骨ブロックが、外来手術として精巣固定術を受ける小児の鎮痛効果を向上させるかどうかを評価した。

・本無作為二重盲式試験は、日帰りで一側の精巣固定術を受けた年齢 6ヶ月~5歳の小児 80 人が含まれた。患者は、仙骨ブロックとに、0.15% ロピバカイン 1.5mL/kg(C 群)か、または、1.5mL/kg 0.1のデキサメタゾン 1mg/kg を混じた 0.15% ロピバカイン 1.5mL/kg のいずれかを投与された。術後疼痛スコア、レスキュー鎮痛剤の消費量、副作用を、術後 48 時間に評価した。

・術後 6 時間と 24 時間後の疼痛スコアは、C 群に比べて D 群で有意に低かった。さらに術後 48 時間まで痛みがないままであった患者数は、C 群に比べて[37 人中 4 人(10.8%)]、D 群[38 人中 19 人(50%)、P< 0.001]で有意に高かった。経口鎮痛薬を投与された患者数は C 群[37 人中 20 人(54.1%)]に比べてD 群[38 人中 11 人(28.9%)、P=0.027]で有意に少なかった。術後最初の経口鎮痛薬投与時間もまた C 群に比べて D 群で有意に長かった(P=0.014)。嘔吐、発熱、創部感染、創部裂開などの術後副作用は両群間で同等であった。

・仙骨ブロックに際して、ロピバカインにデキサメタゾン 0.1 mg/kg の添加は、精巣固定術を受ける小児で鎮痛効果を有意に向上させることができる。

[!]:必ずしも硬膜外投与でないといけないのか、全身投与でも同じ結果になるのかもしれないが。

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