根治的膀胱切除術後の年齢とブピバカイン血漿濃度

Age and bupivacaine plasma concentrations following radical cystectomy
Journal of Anesthesia published 11 March 2014 Gerou M, et al.

・術後鎮痛のためのブピバカインによる持続硬膜外鎮痛では、血漿濃度が高くなる可能性がある。この効果は高齢化とともに増悪するかどうかは不明である。そこで、根治的膀胱切除術を受ける患者で前向きにブピバカイン濃度をモニターした。

・著者らは、根治的膀胱切除術を予定された 38 例の連続患者でブピバカインの血漿濃度を分析した。全患者は、全身麻酔と硬膜外麻酔(0.5% ブピバカイン 10mLに引き続き、0.375% ブピバカインを 90分 毎に)、術後持続硬膜外鎮痛(0.25% ブピバカイン+スフェンタニル 0.5μg/ml)を受けた。続く 4 日間、ブピバカインの血漿濃度を測定し、患者の年齢とブピバカイン血漿濃度との相関を分析した。データ(平均±SD)は、事後解析か回帰分析を伴う 2 要因 ANOVA で分析した。

・患者の平均年齢は 70 歳(範囲 41~86)であった。術後、ブピバカインの血漿濃度は有意に増加した。血漿濃度と年齢の相関関係は見られなかった。若い患者の最大ブピバカイン濃度は、高齢患者と差がなかった。ブピバカイン中毒の神経学的、または心血管系症状は見られなかった。

・結論として、ブピバカインの持続硬膜外投与は、血漿濃度を増加させることにつながる。ブピバカインの血漿濃度には、年齢依存差は見られなかった。したがって、正常な肝機能を有する今回の患者群では、著者らは持続硬膜外鎮痛の使用する上で、加齢に伴って制限する理由は見当たらない。

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