小児のアデノイド切除術とギロチンアデノイド口蓋扁桃摘出t術後 1 週間の術後疼痛

Postoperative pain during the first week after adenoidectomy and guillotine adenotonsillectomy in children
Pediatric Anesthesia published online: 20 MAR 2014 DOI: 10.1111/pan.12383

・アデノイド切除(AD)とアデノイド口蓋扁桃摘出(ATE)は小児に頻度が高く痛みを伴う手術である。文献では、ATE 後の小児の術後疼痛コントロールは非常に困難なことが多いとされている。本研究の目的は、日帰り手術で AD と ATE を受ける小児の術後疼痛の罹患率と重症度を評価することであった。

・日帰りでアデノイド切除刀を使用した AD と ギロチン法を使用した ATE を受ける年齢 0-12 歳の小児 167 人を対象とした前向きコホート研究を実施した。AD を受けた小児は術前と術後にアセトアミノフェンを投与された。ATE を受けた小児は術前にアセトアミノフェンとジクロフェナクを、術後にスフェンタニルを投与され、自宅でアセトアミノフェンとジクロフェナクの 24 時間治療の処方を受けた。痛みの強さや鎮痛剤消費量は、病院では、Face、Legs、Activity、Cry、Consolability(FLACC)Scale を使って、また自宅での 1 週間の経過追跡中は、親の術後疼痛尺度(PPPM)と 視覚アナログスケール(VAS)スコアを用いて評価された。

・小児全員が適切な疼痛スコアで回復室を出て、VAS の中央値が ATE 後は 2、AD 後では 1 で退院した。PPPM と VAS スコアは、自宅での初回測定時が最も高く、AD 患者で(VAS=2.0、PPPM=1.5) ATE 患者で(VAS=4.5、PPPM=9)であった。術後第 2 病日に、AD患者は、VAS と PPPM の両方で 0.0 点であった。ATE 患者では同時点で、VAS で 3.0、 PPPM で 6.0 点であった。疼痛治療に忠実に従ったにもかかわらず、日中の活動は、それぞれ、AD 後で平均 2 日、ATE 後では 7 日間の後に正常化した。

・PPPM と VAS スコアの分析から、AD を受けた小児は、鎮痛剤としてアセトアミノフェン単剤で快適であったのに対して、ATE を受けた小児は、アセトアミノフェンとジクロフェナクによる治療をしても、術後第 2 病日までは、相当な痛みを経験することが示された。

[!]:アデ切だけの場合と、アデ+トンで、それほど術後疼痛が異なるとは意識したことがなかった。今後は少しは意識してみよう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック