腹腔鏡下子宮摘出術後の局所麻酔薬の持続注入: 無作為対照試験

Continuous infusion of local anaesthetic following laparoscopic hysterectomy?a randomised controlled trial
BJOG: An International Journal of Obstetrics & Gynaecology first published online: 19 FEB 2014 DOI: 10.1111/1471-0528.12610 Andrews V, et al.

・本研究の目的は、腹腔鏡下子宮摘出後 48 時間にわたる腹腔内局所麻酔薬持続注入は、PCA ポンプを介したオピオイド必要量を減少させるかどうかを推定することであった。

・英国の地方総合病院での、良性疾患に対し腹腔鏡下子宮摘出術を受けた女性を対象とした二重盲式プラセボ対照無作為対照試験である。女性は、術後 48 時間にわたって ON-Q 弾性ポンプを介した 0.5% レボブピバカインか、または 0.9% 生食のいずれかを投与されるよう無作為に割り付けられた。PCA ポンプを介して使用されるオピオイドの量を記録し、疼痛を 11 点のボックススケールを用いて測定した。主要評価項目は、術後 48 時間の間に使用された PCA 投与のモルヒネ量だった。副次的転帰は、入院期間の長さ、経口鎮痛薬の使用、患者が報告した疼痛レベルだった。

・60 人の女性が参加し、試験を完了した。レボブピバカイン(23 mg)とプラセボ(18.5 mg)群間で使用された患者投与モルヒネ量の中央値に差は(P= 0.59)なかった;群間差の中央値 3.0(95 %信頼区間 -7.0~14.0)。入院期間にも差はなく、48 時間以上入院したのは、プラセボ群の 30% と比較して、治療群で 40% であった(P=0.08)。術後の全ての時点での疼痛スコアは同様であり、術後第 1 日終了時点での疼痛スコアの群間差の中央値は、1.0(95 %信頼区間 -1.0~2.0)であった。

・腹腔鏡下子宮摘出術後の腹腔内 0.5% レボブピバカイン持続注入は、なんらオピオイド節約効果を有していない。

[!]:腹腔鏡下子宮摘出術後の疼痛は、腹膜に起因するものではなさそうだということかな。

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