ドーパミン注入と輸液投与は腹腔鏡手術時の腎機能を改善する

Dopamine infusion and fluid administration improve renal function during laparoscopic surgery
Minerva Anestesiologica 2014 April;80(4):452-60 Russo A, et al.

ドーパミン1.png・これまでの研究では、腹腔鏡検査時の心臓および腎機能に及ぼす気腹の悪影響について記載されている。この点において、これらの副作用を減少させる輸液療法の適切な管理についてのデータが不足している。本研究の目的は、腹腔鏡中の異なる用量の昌質液、単独か、ドーパミンを併用投与した場合の心臓と腎臓の反応を調査することであった。

・子宮内膜症の腹腔鏡手術を受けた 60 人の ASA �の患者は無作為に 3 群に割り当てられた。A 群は生食を 5mL/kg/時でとうよされた。B 群は、生食を 5mL/kg /時、ドーパミンを 3 mg/kg/分で投与された。C 群は、生食を 10mL/kg/時で投与された。患者は、手術時に、A か、B か、C を投与された。腎機能は、術中総利尿と推定糸球体濾過率を見て評価した。手術前後のバソプレシン血漿濃度の測定を行った。経胸壁心エコー検査を実施し、組織ドプライメージングを使用して E/Ea 比率を気腹後 1 時間毎に登録することにより、左心室充満圧を推定した。

・術中の利尿は、A 群で障害され、C 群で有意に増加した(P<0.001)。A 群の推定糸球体濾過率は手術終了後に有意に低下し(P<0.003)、バゾプレシンは有意に増加した(P<0.001)。E/Ea 比率は C 群で有意に増加した。ドーパミンを追加した生食の注入は、わずかに、このパラメータに影響を与えた。

・生食注入速度が低いと腹腔鏡手術中の腎機能障害につながる可能性がある。これは、時間あたりの生食注入量を増加させることによるか、またははドーパミン注入を追加することによって予防することができる。

[!]:気腹による圧が腎潅流圧に悪影響を与えて腎機能低下を招くのか。気腹時には輸液を多めにした方が良いということだな。

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