心臓手術で強心剤治療を使用した場合としなかった場合の転帰; 傾向スコアマッチング分析の結果

Health Outcomes with and without Use of Inotropic Therapy in Cardiac Surgery: Results of a Propensity Score?matched Analysis
Anesthesiology: May 2014 - Volume 120 - Issue 5 - p 1098?1108
Nielsen DV, et al.

・心臓手術において短期的血行動態上の利点を得るために使用される変力作用薬は、心筋虚血と有害転帰増加のリスを有する可能性がある。本研究では、術中術後の強心剤の使用と死亡率や術後合併症との関連を調べた。

・3 大学病院からの 6005 人の連続した??心臓手術症例に関する西デンマーク心臓登録からの前向きデータを使用した歴史的コホート研究である。術前と術中変数についての傾向マッチングを使用して、強心治療を受けた患者群(N=1170)と受けなかった匹敵患者群(N=1170)を同定して、転帰を分析した。

・2097 人の患者(35%)が変力薬治療を受けた。3908 人(65%)が手術時に変力薬や昇圧剤のサポートを何も受けなかった。2340 人の患者を含む、傾向スコアをマッチさせたコホートで、30 日死亡率は 3.2%、1年死亡率は 7.6% だった。マッチさせたコホートで、強心薬に曝された患者は、投与されなかった患者に比べて、30 日死亡率(調整ハザード比、3.7; 95%信頼区間、2.1-6.5まで)、ならびに 1 年死亡率(調整ハザード比、2.5; 95%、CI、1.8-3.5)が高かった。傾向マッチさせたコホートで、以下の絶対事象発生率が観察された:心筋梗塞 2.4%、脳梗塞 2.8%、不整脈 35%、腎代替療法 23.9%。強心薬治療は、術後心筋梗塞(調整オッズ比、2.1;95%信頼区間、1.4-3.0)、脳梗塞(調整オッズ比、2.4; 95%信頼区間、1.4-4.3)、腎代替療法(調整オッズ比 7.9%、95%信頼区間、3.8-16.4)と独立して関係していた。

・術中術後の強心薬の使用は、死亡率と主要術後合併症増加と関係していた。

[!]:いくら傾向スコアをマッチングさせたと言っても、変力薬が予後を悪くしたとは言えないと思うがどうなんだろう。術中術後に強心薬を必要としなかった患者群の方必要とした患者群よりも予後はよいに決まってる。

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