分娩時の鎮痛にクモ膜下に投与したフェンタニルとブピバカインの相乗的相互作用

Synergistic Interaction between Fentanyl and Bupivacaine Given Intrathecally for Labor Analgesia
Anesthesiology: May 2014 - Volume 120 - Issue 5 - p 1126-1136
Ngan Kee WD, et al.

・脂溶性オピオイドと局所麻酔薬は、分娩時の鎮痛に際して、しばしばクモ膜下に併用投与されている。しかし、これらの薬剤間の薬理学的相互作用の性質は、ヒトにおいては十分には解明されていない。

・300 人の初産の女性は、分娩第 1 期に鎮痛のために脊硬麻法を使用してクモ膜下にフェンタニルとブピバカインの様々な組み合わせ 30 種類のうちの 1 つを無作為に投与された。VAS 疼痛スコアを 30 分間記録した。反応は、15 分と 30 分の時点で、ベースラインからの疼痛スコアの減少パーセントによって定義した。各薬剤の用量-応答曲線を、非線形回帰を使用して双曲線用量反応モデルに適合させた。薬物相互作用の性質は、観察された薬剤の組合せによる効果と、相加効果によって予測される効果とを比較するために、用量等価法を用いて決定した。

・15 分の時点での各薬剤(用量の単位はμg)に対する得られた用量反応モデルは:フェンタニルでは 効果=100×用量/(13.82+用量)、ブピバカインでは 効果=100×用量/(1590+用量)。フェンタニルとブピバカインの併用は、15 分(P<0.001)と 30 分(P=0.015)時点で、加算によって予測されるよりも大きな効果を示し(それぞれ、正規化反応の平均差、9.1[95% CI、4.1-14.1]と 6.4[95% CI、1.2-11.5]単位])、相乗的な相互作用があることを示した。

・クモ膜下フェンタニルとブピバカインの薬理学的相互作用は相乗的である。この相互作用の特徴付けと定量化は、クモ膜下オピオイドと局所麻酔薬を組み合わせるという臨床診療にとって理論的基礎とサポートを提供する。

[!]:相乗効果のある薬物の併用は、より少ない用量で大きな効果が得られるからコストパフォーマンスが最高ということだな。

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