小児麻酔における術後悪心嘔吐

Postoperative nausea and vomiting in pediatric anesthesia
Current Opinion in Anaesthesiology: June 2014 - Volume 27 - Issue 3 - p 303-308 doi: 10.1097/ACO.0000000000000073 Hohne C

・レビューの目的:術後悪心・嘔吐(PONV)は、小児での発生率が高く、予防と治療戦略が必要となる。

・最近の知見: PONV は:亜酸素化窒素、揮発性麻酔薬を避け、術後オピオイドを減少させることで減らすことができる。デキサメタゾン、5-HT3 受容体拮抗薬、または単独のドロペリドールの使用は強力であるが、併用することで、さらに効果的に PONV を減少させることができる。ドロペリドールは食品医薬品局(FDA)の警告がある。したがって、デキサメタゾンと 5-HT3 拮抗薬が、予防薬として優先されるべきである。さらに、異なるリスクレベルに応じて PONV 予防を適応させるのが合理的である。長時間の手術、入院患者、術式(例えば、斜視や耳鼻咽喉科の手術)、PONV 既往のある患者は、高リスクと扱われるべきであるのに対して、短時間手術や外来患者は、低リスクとして扱われるべきである。

・概要:少なくとも 3 歳以上の小児における PONV の取り扱いについての現存するガイドラインやデータから結論するに、以下の推奨事項が示されている:小手術を受ける外来患者は、予防策を 1 つ、高リスクの外来患者では 2 つ、手術時間 30 分以上の入院患者と術後オピオイド使用例では 2 つ、高リスクの術式を受ける入院患者か、他のリスク要因のがる場合は、3 つの予防策を(薬物 2 種と完全静脈麻酔)を受けるべきである。ジメンヒドリナートは、第 2 選択薬として使用できる一方、ドロペリドールとメトクロプラミドは、レスキュー治療としてのみ推奨される

(*)ジメンヒドリナート:吐き気、目まい、乗り物酔いに効果のある抗ヒスタミン剤。Dramamine や Marmine などの商標で販売されている。

[!]:成人と同様の方法だな。リスク要因数を数えて、その数以上の予防策を講じる。日本では、メトクロプラミド、ステロイド、ドロペリドール、静脈麻酔、オピオイドを避けるの中から選択。

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