周術期の低用量デキサメタゾン単回投与が血糖値に及ぼす効果; 婦人科手術患者での無作為偽薬対照試験

The Effect of Single Low-Dose Dexamethasone on Blood Glucose Concentrations in the Perioperative Period: A Randomized, Placebo-Controlled Investigation in Gynecologic Surgical Patients
Anesthesia & Analgesia: June 2014 - Volume 118 - Issue 6 - p 1204?1212 doi: 10.1213/ANE.0b013e3182a53981 Murphy GS, et al.

デキサメタゾン1.png・低用量デキサメタゾンの単位回投与が周術期血糖濃度に及ぼす効果は十分には特徴付けられていない。本研究では、デキサメタゾンの良く使用される 2 用量(麻酔導入時の 4 と 8mg)投与後 24 時間の血中ブドウ糖濃度に及ぼす効果を調べた。

・200 の女性患者は、6 群の 1 群に無作為に割り付けられた。初期のコントロール(生食) ;早期4mg(4mgのデキサメタゾン) ;早期対照(生食);早期 4 mg(デキサメタゾン 4mg);早期 8 mg(デキサメタゾン 8mg);後期対照(生食);後期 4mg(デキサメタゾン 4mg);後期 8 mg(デキサメタゾン 8mg)。血中ブドウ糖濃度は、早期群ではベースラインと、投与後 1、2、3、4 時間後に、後期群では、ベースラインと、投与後 8、24 時間後に測定した。高血糖の発生率(少なくとも 1 回の血糖値>180mg/dL であった患者数)を調査した。

・血糖値は、全ての対照群とデキサメタゾン群で経時的の有意に増加した(ベースラインの中央値 94~102mg/dL から最大中央値 141~161.5mg/ dL の範囲、全て P<0.001)。血糖値は、どの測定時点においても、デキサメタゾンと投与された群(4mg か 8mg のいずれか)と生食を投与された群との間で有意差は認められなかった。高血糖発症の発生率は、早期群(21% -28 %、P=0.807)、後期群(13%-24 %、P=0.552)のいずれの群にも差は認められなかった。

・低用量デキサメタゾンの単回投与後 24 時間では、血糖値は、生食投与後に観察されたものと差がなかったので、これらの結果から、臨床医は、高血糖に関連する懸念から悪心嘔吐予防のためのデキサメタゾン投与を避ける必要はないことが示唆される。

[!]:糖尿病のある患者の場合にはどうなんだろうか?

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